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浜倉 好宣

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2007年4月24日 (火)

「町の酒屋さん再生プロジェクト」

「町の魚屋さん再生プロジェクト」で始まった:鱗:ブランド業態もスタートから後1ヶ月もすれば2年を迎える。

核家族化の時代。特に都心に集中。共働・シングル家庭の2極化が進行する中、仕事帰りに魚屋さんで晩御飯のおかずを買って帰る光景等は、ほぼ皆無に等しい。スーパーでパック売りした物を買い、ほぼ出来合いで取り繕わなければ生活サイクルの時間と手間の効率が許さない現状。休日には家族そろってのコミュニケーションも外食化。サザエさん家庭を懐かしむ。

この傾向の中、「町の小売店」への利用頻度は当然激減。

先代から受け継いだ「商店」も気持ちだけでは守りきれない。どのご商売をされている方々でも「業界枠」という概念に収まっていく傾向にある。

但し、なぜか飲食店は懐かしいそして人間臭い「大衆空間」と「高級空間」の2極化にある。個人商店を現状商売生かして「くいもんや」にドッキング。原点回帰環境が求められてる。

時代により、業種により、個人により状況とタイミングで求められる互いの相乗効果に繋がる情報枠が必要になる時代。ただ勤勉に懸命に流れに沿ってのみでは継続すら厳しい「商売事情」のなか、その勤勉と懸命さを持ちうる「業界枠」を超えての各事業主がトライし、その業界がそれぞれに互いに相乗していく環境の事実創造を一貫するものとして私たちでもサポート化を進める。お互いのプラス面環境のマッチングを今回は「魚屋さん」から「酒屋さん」にお手伝いすることが可能になりそうである。

先日、ある繁盛店の老舗立ち飲み屋のお話を伺って、笑いと同時になるほどと頷けることがあった。

それは、店舗パートさんに関するお話で、 ある時期に食材の5%が廃棄ロスになっていることが判明し、経営的に多く無駄を省き、その分従業員の還元と利益にしようと営業時間内の商品予測を用い、発注を抑えた時期があったという。もちろん経営者とすればもったいない部分として着手するのは当然。  実行に踏み切ったところ、古くから長年勤めて顔ともなるくらいの勤務していたおばさんパート達が一気に退職したという。 

なぜか?パートさん達の価値観と概念枠では1日一生懸命に働いた後で、ロスになった商品を家庭にもって帰れる行為にやりがいと価値を置かれていたらしい。

ただ、これだけの事。と思う方もいるのでしょうが、パートさんたちには給与以外の仕事帰りのお土産環境化した状況の方が価値があったようだ。

それから人も入れ替わり、そのロス対策のままの運営経営では新しいおばさんパートも肉体的につらいという理由で続かず、売る機会損失の方が経営リスクになり、結果店のものを持って帰らせるという飲食業界では非常識になりつつあることが、この業態の常識であると認識し、立ち飲みは立ち飲み屋らしく元の環境に戻したと言う。もちろんその後の新たなパートさん達は退職せずにご機嫌で仕事を続けているらしい。

概念と価値観はこんなに違うものかと。経営者は運営者個々人の長所を理解し共有することで、それが自然なる自店舗の経営方針になったことで、長く商いが出来ていると自負されている。

お互いの理解、キャスティングが店舗の人間関係の空気づくりであり、同じようにこれからは更に互いの商売環境を成立させる為に、異業種の理解とキャスティングが今からの時代肝(マッチング)になる事であろう。

組織化のなか、個人店的などこかファジーな人材長所、キャラ的キャスティングを持つ店舗が大衆に受け入れられるのだろう。

大衆化、か 高級化か? どちらかの二極性の時代が益々明確になる。

更なる原爆時代を超えた発展途上的ゲリラ時代の始まりを私個人は痛感する。良い時代になってきた。